パントテン酸過剰症と欠乏症の栄養と健康
パンテトン酸は、体内で代謝され健康を維持する作用があります。
①.パンテトン酸は、副腎の機能を助け、副腎皮質ホルモンの合成を促します。副腎皮質ホルモンには抗ストレス作用があります。
②.ナイアシンやビタミンB2とパンテトン酸は協力して働き、脂肪酸など、からだの構成成分の合成と分解を促進して、皮膚や毛髪、神経組織を正常に保ちます。
③.パントテン酸は、脂肪の代謝に役立ち、血液や細胞内にある余分なコレステロールを回収する善玉コレステロール(HDLコレステロール)の生成を促します
パントテン酸過剰症と栄養
パントテン酸は水溶性ビタミンであるため、必要量以上のものは尿などと一緒に体外へ排泄されますので、パントテン酸による過剰症の心配はありません。
パントテン酸過剰症と栄養所要量
パントテン酸が不足すると、成長障害、手足の知覚異常、頭痛や疲れなどがおこることが知られていますが、広く食品に含まれることから、通常の食生活で欠乏症はめったにありません。 一方、とり過ぎた場合の有害な影響はほとんど報告されていません。ただし、薬やサプリメントで大量に摂取する場合は、吐き気や食欲不振の報告もあるため、適切なご利用方法をこころがけてください。
パントテン酸過剰症と栄養所要量
パントテン酸の推奨量 | |
成人男性 | 6mg |
成人女性 | 5mg |
妊婦 | +1mg |
授乳婦 | +4mg |
※パントテン酸の上限量は定められていません
※「日本人の食事摂取基準(2005年版)」による
※成人=18~49歳
ご参考:2003年 国民健康・栄養調査による摂取量(20~59歳平均)
男性:5.89mg 女性:5.17mg
パントテン酸過剰症に関する栄養情報
パントテン酸に関する詳しい情報パントテン酸の栄養所要量
パントテン酸の吸収を促進阻害する因子
パントテン酸の過剰症
パントテン酸の欠乏症