ビタミンB12過剰症と欠乏症の栄養と健康
ビタミンB12はコバルトを含むビタミンの総称で、ヒドロキソコバラミン、アデノシルコバラミン、メチルコバラミン、シアノコバラミン、スルフィトコバラミンがあります。抗悪性貧血因子として牛の肝臓中に発見されたビタミンで、微生物以外では合成されないため、植物性食品にはほとんど含まれません。体内では、メチルコバラミンとアデノシルコバラミンが、アミノ酸や脂質などの代謝の補酵素として働いており、不足すると悪性貧血や神経障害などが起こることが知られています。
ビタミンB12過剰症と栄養
ビタミンB12を剰に摂取しても吸収されないため、ビタミンB12の過剰摂取による障害は、ほとんどありません 。
ビタミンB12過剰症の症状
ビタミンB12を剰に摂取しても吸収されないため、ビタミンB12の過剰摂取による障害は、ほとんどありません 。
ビタミンB12の過剰症と栄養所要量
各年齢別のビタミンB12の食事摂取基準 (日本人の食事摂取基準2010年版) (シアノコバラミン相当量) は以下の通りです。平成21年の国民健康・栄養調査では、ビタミンB12は男性で平均7.1μg/日、女性で平均5.8μg/日であり、男女とも推奨量を充たしています。
ビタミンB12過剰症と栄養所要量
ビタミン12の推奨量 | |
成人男性 | 2.4μg |
成人女性 | 2.4μg |
栄養機能性食品として | (下限値) 0.8μg |
(上限値) 60.0μg |
※ビタミンB12の上限量は定められていません
※「日本人の食事摂取基準(2005年版)」による
※成人=18~49歳
ご参考:2003年 国民健康・栄養調査による摂取量(20~59歳平均)
男性:8.14μg 女性:6.63μg
ビタミンB12過剰症に関する情報
ビタミンB12に関する詳しい情報ビタミンB12の栄養所要量
ビタミンB12の吸収を促進阻害する因子
ビタミンB12を含む食品
ビタミンB12の過剰症
ビタミンB12の欠乏症