ニキビの種類
(白ニキビ)
白ニキビは閉鎖面皰とも言われ、ニキビの初期の段階で毛穴が閉じたまま皮膚に発疹がポツポツとできます。白ニキビは毛穴の中に角質や皮脂が溜まっている状態で見た目には正常な皮膚の色と変わりません。この白ニキビにアクネ菌が繁殖し炎症を起こすと赤ニキビへと悪化するので、白ニキビの段階で早めのケアが大事です。白ニキビとは逆に毛穴が開いてコメド(角栓)が毛穴に詰まっている状態を黒ニキビ(閉鎖面皰)と言います。
(赤ニキビ)
赤ニキビ(丘疹)は皮膚に赤い発疹がポツポツとできるニキビです。赤ニキビは皮脂の過剰分泌により毛穴が詰まり、皮膚に常在する菌である「アクネ桿菌」が増殖しアクネ桿菌が皮脂を分解する過程で作られる「遊離脂肪酸」が炎症を引き起こす事でできると言われています。他にも野外で紫外線にあたり、皮脂が酸化することによる外的刺激により炎症が引き起こされ赤ニキビができることもあります。
(黄ニキビ)
赤ニキビの炎症が悪化して膿が溜まると黄ニキビになります。 ニキビの最終段階であり「膿腫」とも呼ばれます。ニキビが赤く腫れあがって酷い炎症を起こし、毛穴にクリーム色の膿が溜まって膨れ上がった状態です。黄ニキビまで悪化してしまうと多くの場合真皮まで傷付いてしまうので炎症が治まった後もニキビ跡のクレーターや色素沈着が起こり赤や茶色のシミのような跡が残ってしまいます。
(黒ニキビ)
黒ニキビは開放面皰とも言われ皮脂と角質の混合物が酸化し、毛穴が開き角栓の先端がポツポツと黒く見える状態です。無理に取るとニキビ跡になったり雑菌により化膿してしまうので、気になる時は皮膚科の先生に相談し圧出して貰いましょう。
ニキビの症状を改善するにはには
ニキビの原因は、皮膚の新陳代謝によるもので老廃物が毛穴つまりの原因になります。なので、不要な老廃物を洗い流す洗顔は大切です。また、新陳代謝をスムーズに行う為に各種ビタミンやミネラルを摂取する事が大切です。ニキビ対策に役立つ栄養素は、ビタミンA、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンC、ビタミンE、ミネラル、コラーゲンなどです。ニキビ肌が慢性化してなかなか改善しない場合には、これらの栄養素が不足している可能性があります。以下、それぞれの栄養素の具体的な働きを紹介します。
(ビタミンA)
ビタミンAは皮膚の新陳代謝に深く関わっている栄養素です。これが欠乏すると毛穴つまりの原因になります。マーガリン、にんじん、春菊、ほうれん草、レバーなどの食材に多く含まれています。食生活が不規則な場合は、ビタミンAサプリやマルチビタミンなどのサプリメントを利用するのが便利です。
(ビタミンB2)
ビタミンB2は皮脂の分泌を抑制する役割を果たします。これが欠乏すると皮脂過剰の原因になります。レバー、魚肉、卵、牛乳などのたんぱく質が豊富な食材に多く含まれています。食生活が不規則な場合は、ビタミンB2サプリやマルチビタミンなどのサプリメントを利用するのが便利です。
(ビタミンB6)
ビタミンB6はタンパク質の代謝を促して新しい皮膚を作る手助けをします。レバー、大豆、バナナ、さんまなどの食材に多く含まれています。食生活が不規則な場合は、ビタミンB6サプリやマルチビタミンなどのサプリメントを利用するのが便利です。
(ビタミンC)
ビタミンCはコラーゲンの生成と保持を助けます。また、シミやニキビ跡のもとになるメラニン色素の生成を抑制したり、強力な抗酸化作用で免疫力を高める作用もあります。ビタミンCは新鮮野菜やフルーツなどの食材に多く含まれます。食生活が不規則な場合は、ビタミンCサプリやマルチビタミンなどのサプリメントを利用するのが便利です。
(ビタミンE)
抗酸化作用でお肌の酸化を防ぎ、免疫力を高める作用があります。また、血液の循環をスムーズにする効果があるため、お肌の隅々にまで栄養素を届けます。レバー、緑黄色野菜、かつおなどの食材に多く含まれています。食生活が不規則な場合は、ビタミンEサプリやマルチビタミンなどのサプリメントを利用するのが便利です。